アイスホッケー、といえば北国のスポーツと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。確かに日光や北海道の苫小牧、釧路では屋外リンクで学生がアイスホッケーのクラブ練習をしていますが、それ以外は屋内リンクで練習や試合をしているのが、ほとんどです。

日本では昔は西武、国土計画（共に西武グループ）、王子製紙、十条製紙、古河電工、岩倉組の６チームが実業団リーグを結成していました。日本もかつては世界選手権のBグループに在籍し、それなりに強かったのです。ですが、現在は男子はCグループで、実力はカナダやロシアから遠く話されてしまった感じです。ですが、現在はアジアリーグと称して、日本、中国、韓国、極東ロシアと試合を行っています。アイスホッケーは生で見るのが一番面白いといえます。それは、テレビ映像ではパック（ゴム製の玉）の速さが半端ではなく、いくらテレビマンの腕が良くても、パックの速度に追いつくことは困難です。ですが、生で見ると、非常に面白いのです。まず、ルールが簡単なこと。ブルーラインとレッドライン、そしてゴール付近のラインの５本のラインに、アイシング、とオフサイド、ハンドパスなどの反則、があるだけです。あとはボクシングさながらの『格闘』です。エルボー（肘）で突く、スティックで相手を転ばせるなど、その危険度によって、リンクに接した『刑務所』のようなペナルティボックスに２分間拘束（退場）されてしまいます。この２分間の間は、相手は６人味方は５人、と不利な形成になりますし、その退場も数人が『ぶち込まれる』こともしばしばです。

ですが、やはり、面白いのはシュートやパスの技の数々です。スケートをしながら全力でスティックワークを行い、パスもフェンス（壁）にわざと当てて、その対角上でパックを受け取る等、非常に高度な作戦が散りばめられています。そして、氷を削るように急ブレーキのエッジングを見せるときの、シャッシャッというダイナミックな音、そして飛び散る汗が、なんともカッコいいのです！観戦は「屋内」とはいっても、寒いので、必ず膝掛けを持っていきましょう。

帽子や手袋は絶対に欠かせません。とにかく、選手が１分程度で入れ替わるなんとも早い展開に、最初は驚くでしょうが、体力が一瞬に消耗する激しいスポーツの典型です。ずっと応援し続けるのはファンだけですから、温かい飲み物を片手に楽しみに行きましょう！

スマホAndroidで無料サッカーゲームを楽しむならこちら！
無料サッカーゲーム